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面白すぎる!「獣の奏者」
JUGEMテーマ:読んでおきたい本
山村留学中の子どもが手紙で2度も「獣の奏者」(上橋菜穂子 著)が面白いからお母さんも読んで、と書いてきました。一昨年担任の先生に薦められていた本でもありました。

たまには児童文学も読んでみなくちゃな、と思いながら、何気なく整体のお客さんのところにいた中学生にその本のことを聞いたら、その子もお母さんも「スゴク面白いよ」と言って4冊ど〜んと貸してくれました。 

重いなあ、とりあえず1冊でもいいのになあ、と思いましたが「ぜったい続きが読みたくなるから」ということでお借りしてきました。

読み始めたら、これはスゴイ!寝る時間が惜しい!これは児童文学のくくりではない!と興奮しまくりで読みました。

作者の上橋菜穂子さんはオーストラリアの先住民アボリジニを研究していて、物語りの基礎はきっとここにあるのだと思いました。
読んでみて、と夫にも薦めたら、夫の読みたい本のリストにも入っていました。

2006年に発行されていてとてもヒットしたそうなので、もうすでに読んでいる方はブームが終っていると思いますが、私は今、夢の中まで登場してくるマイブームです。
4冊貸してくださって感謝です。


| 本のこと | comments(6) | trackbacks(0) |
『ヘヴン』 川上末映子著
JUGEMテーマ:小説全般
この本をずっと紹介したいと思っていましたがどう書いていいかな、と思っているうちにかなり時間が経ってしまいました。

中学生のイジメが物語の中心です。イジメられている主人公に対して読んでいるうちに腹立たしいような気持ちになります。
「なんで、やめろって言わないの、なんでそこまでされて毎日学校へ行くの?」って。

イジメには意味がある、そう思わなければ説明がつかない、といじめられているほうは思いますが、イジメル側は「何の意味も無い」と言い切ります。

なんだかストーりーだけを伝えると陰惨な話で終ってしまうのですが、後味が以外に温かいのです。
なんでもそうですが、後味って大事で作品の全てといってもいいくらいに思っています。
しばらく経ってもその余韻が変わっていません。
| 本のこと | comments(2) | trackbacks(0) |
手塚治虫と赤塚不二夫の娘の対談
JUGEMテーマ:お笑い

10/1号の
ビッグイシュー に手塚治虫と赤塚不二夫の娘の対談が載っていました。

二人の娘が語る父の姿に電車の中で笑いをこらえるのに必死でした。
うちの夫はこの二人の漫画家を神様みたいに思ってますが、私は手塚治虫は何となくわかるけど赤塚不二夫?そう?と思っていました。

でも、赤塚不二夫の少年時のすさまじい体験を知って、ここまでバカに徹するわけがわかりました。

「最後につじつまがあってりゃ、何やってもいいんだよ!」と言ったそうで。

これもまた〜人生♪なのだ。

 今日は張明亮先生が私たちのヒーリングステージのために来日してしてくださって朝から技能交流会。そんな朝の電車の中でした。
 張先生の話はとても深く、すぐ租借できないので、またいつか書きたいと思います。
| 本のこと | comments(6) | trackbacks(0) |
村上春樹 『1Q84』を読む
JUGEMテーマ:村上 春樹
 この大ベストセラー、実は一週間ほど前に読み終わっていました。
でも内容が深くて
、感想がまとまらな〜い、のです。
決して難しくなく、もうすらすらすらすら読めてしまい、こんなに読者にサービスしなくても、と思うくらいみんな好きなsex(え?違う?)描写があります。

 でも途中まで読んで本を閉じると、ああ、世の中には孤独ということが分らないくらい孤独の中に生きている人がいるんだ、と泣きたい気持ちになりました。

 2巻めに入ると、物語の世界にぐんぐん引き込まれていきます。もう途中で止められないって感じですが、一気に読むとそれはそれでもったいない。

  もっとも弱い立場の人の視点に立ち、物語は紡ぎだされていきます。

 新興宗教のことが多く書かれていますが、気功はOOム以来何となく新興宗教的に見られている気もします。
 そういう要素がある、ということを否定したら逆に危険なのかな、と思います。教示的なことは何も言ってないのにそんなことまでも感じさせてくれる本なのです。
 読んだ人と話をしてみたい気持ちです。 



 
| 本のこと | comments(2) | trackbacks(0) |
今月の人
JUGEMテーマ:お気に入りの雑誌

  おととい、仲間5人でちいさな公園を並んで歩いていたら脇にホームレスの人が何人か生活しているのを見かけました。右隣の友が「ここはこわいから一人では歩けない」と私にささやきました。左隣の友は「ここで気功の練習できるよね、ホームレスの人も(運動不足だから?)一緒にやればいいんだよ」と言いました。
 両隣のまったく違う反応がとても面白くて笑ってしまいました。
 そこで、私が愛読しているホームレスの仕事と自立を応援する雑誌「ビッグイシュー」を紹介してみました。音楽のこと、政治のこと、ケニアから毎回届く動物の生態のこと、ホームレスの人生相談なんかもあって私は毎回楽しみに読んでいました。
 そんなことを話してみたら、ちょうど新宿南口でビッグイシューを売っているおじさんを発見。私以外全員ビッグイシューを買ってくれました。
そして驚いたことにたまたまそのおじさんが「今月の人」で紹介されていたんです。 
 「ひとりでは歩けない」と言った彼女は初めてのことにとても興奮した表情でした。
 そんなに興味持ってくれるなら、もっと前に話していれば良かった、と強く思ったのでした
。 都会なら最近けっこういろんなところで見かけます。
| 本のこと | comments(2) | trackbacks(0) |
『コスモスの陰にはいつも誰かが隠れている』 藤原新也 著
JUGEMテーマ:オススメの本に参加中

 この本は最近出たばかりで、藤原新也の最高傑作との評判で読んでみました。
  エピソードが短編小説のように美しく書かれています。
 始めの「尾瀬に死す」を読み、本当にこんなことがあるんだなあ、と思いました。奥さんを殺害したという容疑で夫が最高裁まで闘いを余儀なくされていきます。
そして最後の最後に見た夢が決めてになって容疑が晴れます。
その夢とは・・・ 
 どんな話かまったく知らずにこの本を開いた時、尾瀬の写真が目に入ってきて思わず「これは彼岸の写真だ」と言ったのですが、本当にそんな話でした。 
 「あじさいのころ」というお話しを読むと無性に写真を撮りたくなります。
 生きていることがとてもはかなく、でも朝露のように光り輝いて感じる瞬間を切り取ったようなお話しばかりです。深いけど、字が少なくてすぐ読めます。
 今日はこれをブログに書こう、と決めていたら、神保町で藤原新也本人を見かけちゃいました。偶然かしらね。
 明日は帯津先生の講義があります。また報告をしますね。
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子どもが成長するとき
  心理学者の河合隼雄さんが推薦している『あたらしいぼく』という絵本があります。
あたらしいぼく
 9歳から10歳頃の「ぼく」の内面を描いています。
 風船模様の壁紙や遊んでいたぬいぐるみや友達とのビー玉遊びがあるとき急につまらなくなってしまって自分なのに自分じゃない変な感情になります。
 内面の成長がとても見事に描かれています。先日6年生にこの絵本の読み聞かせをしたら、食い入るように聞いていました。
 子ども達はきっと(私もそうでしたが)このなんだか説明のつかない段階を経て成長していくのだと思います。
 この時期両親が忙しくて愛情を受けられなかったら、とか、内面を見る暇もなく塾へ行ったりゲームをしたりしていたら、子ども時代を十分に卒業する機会がなくなってしまうような気がします。
 大人になってからこのことに気づくと修復に大変な労力を払うことになってまうと思うのです。
 
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たまたま手にした本
  夫の部屋は本が山積みされていてうまく歩かないと本がなだれを起こすのですが、そこでたまたま中沢新一の『三万年の死の教えーチベット「死者の書」の世界ー』という本をみつけました。
 そういえば、古本屋で買ったと言っていた、と思って読み始めたら・・わっこれはこの間中国で教えてもらったことと同じだ!と興奮しながら読みきりました。
 気功を学びながら、実は死に方を学んでいたんだというスゴさ。この本は翻訳で『チベット死者の書』と訳されている『バルド・トドゥル』という本について書かれているのですが、バルドというのは「中間」とか「途中」という意味が含まれ死者と訳すには残念だというのです。
 最後のほうには、なぜ聖書のような固定したものを残していないのかということについて深い洞察が書かれています。
 いい本に出会うと豊かな気持ちになります。
 

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アンネの日記
 今NHKで『アンネの日記』のテレビドラマが放映されています。
 私がこの本を読んだのは大人になってからでした。中学くらいで手にした時は自分のほうがまだまだ精神的に幼くてよく理解できませんでした。
 大人になって読んでみると、自分の思春期をそっくりなぞっていってもっともっと大人に成長していく様子が鮮やかに 描かれていて本当に感動しました。映画やテレビではその感じはほとんどわかりません。
 悲惨な運命の少女が残した日記、というくくりにできないほど深い中身で、しばらくどこに行くのにも持ち歩いていたほど好きで、一人芝居にして公演したこともありました。
 それから数年して、ほんとに偶然アムステルダムの隠れ家に(今は資料館になっている)行くことになりました。壁に残された身長を図ったキズや、夜しか流せなかったトイレなどを実際に見てとても不思議な思いがしました。
 生きていたら、彼女はきっと素晴らしい作家かジャーナリストになっていたと思います。『アンネの日記』しか読めなくてとても残念です。
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読み聞かせの勢い
 読み聞かせ、ますますいい感じです。
 月に1回、読み聞かせのメンバーが集まって感想や本の紹介をします。それがとても充実していて面白いのです。
 6月は絵本の季節といってもいいかも。手作り絵本やプロ顔負けの手作り紙芝居を紹介してくれた人もいました。 
 校長先生も時間が許す限り一緒に参加してくださっています。
 以前印象に残った校長先生のことば
 「絵本の主人公ってとんでもない子だったりするよね。そういう寛容さを大人も持たなくちゃいけない。子どもはいたずらしたり悪いことをして成長するんだよ。現実はちょっとのいたずらも受け入れられなくなっている。だから読み聞かせっていいなあって思うんだよね。」
 私達に自信を持たせてくださる先生のことばって嬉しいです。
 私はこのたび『ほんとうのことをいってもいいの?』(パトリシア・c・マキサック著)という本を是非購入したいと思いました。
ほんとうのことをいってもいいの?
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